2016年9月27日火曜日

奇跡の小国・ポルトガルがヤバすぎる!なぜ日本企業の進出殺到?最高の治安、親切で真面目(6)

セキュリティと社会の安定度を示す『グローバル・ピース指数2016年』で、わが国は163カ国中第5位でした。失業率は直近で10.8%で、15年の12.4%から低下して10年以来最低となりました。最低賃金は月額530ユーロとなりました」(同)

 直近の最低賃金はEU諸国のなかでは10番目くらいに相当する(ちなみに最低賃金の決め方が時給ベースの国もあるので、おおよその目安)。

温和な人々



 商都ポルトは人口25万人ほど、ドウロ川の河口近くに開かれた港町だ。アラビダ橋を中心とした景観が素晴らしく、川岸からロープウェイが丘に登っていくなど、静謐なコインブラから打って変わってダイナミックな観光地だった。

 みやげ物でたくさん並んでいたのがおしゃれ石鹸で、「シャボン」はポルトガル語である。「カステラ」などと並んで、日本の戦国時代にモノと言葉がわが国に輸入されたが、そんな歴史的な両国の関係は現代では特に意識されていないようだ。もっとも、ポルトガル国民は悪い対日感情を抱いてはいないという。

(この項 続く)

リーダーズブートキャンプ第2期 説明会、10月7日(金)13日(木)

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説明会10月7日(金参加費が無料となる政府助成金についても
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2016年9月26日月曜日

奇跡の小国・ポルトガルがヤバすぎる!なぜ日本企業の進出殺到?最高の治安、親切で真面目(5)

コインブラからポルトまでは鉄道を使った。特急で1時間強だった。ポルトガル第3の都市の駅にしては、コーヒーショップを兼ねた小さな売店しかない。特急は定刻どおりにポルト駅に到着した。車内も清潔だった。

 一昨年ヨーロッパのほかの国で、やはり特急車内でスリグループに襲われたことを思い出した。ポルトガルではそんな心配はまったく無用なようだった。なんといってもヨーロッパ最西端に位置するので、他国から流入する人が比較的に少ないのだ。

「現在ヨーロッパ各国で大きな問題となっている難民問題も、他の諸国と比べるとはるかに小さいです」(同)

 地政学上の要因によるものだろう。また、フランス、ベルギー、ドイツなどを襲っているテロともこの国は現在のところ無縁でいる。リスボンやポルトなどの下町を歩いても、ヨーロッパの他の大都市で見られる「怒れる若者」風の人々がたむろする姿などは見かけなかった。

(この項 続く)

2016年9月25日日曜日

奇跡の小国・ポルトガルがヤバすぎる!なぜ日本企業の進出殺到?最高の治安、親切で真面目(4)

安全・安心の国



 第3の都市はコインブラだが、人口わずか10万ほどの小さな旧都だった。13世紀初頭に創設されたコインブラ大学は世界有数の古い大学で、それを巡る観光が当市の主要産業だ。日本でいえば名古屋というより京都の風情だった。

 観光はポルトガル全体でも主要産業で、ほかに目に付いたのは水産業とコルクの製造くらいだった。のたらを世界で一番食べる国だそうで、レストランの店頭には「たらの干物」がたくさんぶら下げられている。大きな産業が少ないことも、この国をして外国からの投資誘致に積極的にさせている。

「Brexitによるポルトガルへの影響の程度については、まだイギリス側からEUへの正式通告を待っている段階なので、現時点ではわかりません。Brexitがどう進展するにかかわらず、ポルトガルは事業や投資に向いているロケーションにありますし、EU市場に対応するために進出しようとする日本企業を歓迎します」(同)

(この項 続く)

2016年9月24日土曜日

奇跡の小国・ポルトガルがヤバすぎる!なぜ日本企業の進出殺到?最高の治安、親切で真面目(3)

 そんなポルトガルに進出する日本企業が増えている。ポルトガル政府の投資経済委員会で企業投資担当であるミゲル・ガルシア氏に取材した。

「日本からは約70社が進出しています。製造進出しているのは、信越化学工業、カゴメ、昭和電工、根本特殊化学などです。特に自動車関連ではトヨタ自動車デンソー、三菱ふそうトラック・バス、矢崎、内山工業、メッツなどがあります。

一番の投資企業は富士通です。最近北部ブラガ市で100人の技能職を採用しました。さらに数百人の採用を進めています。同社は2008年にリスボンに進出して以来、すでに1000人近くも雇用しています。

丸紅は仏エンジー社(世界第2位の電力・ガス供給会社)とのパートナーシップにより、ポルトガルで第2位となる発電量を有しています」

(この項 続く)

2016年9月23日金曜日

奇跡の小国・ポルトガルがヤバすぎる!なぜ日本企業の進出殺到?最高の治安、親切で真面目(2)

小国に約70社の日本企業が進出しているわけ


 首都は最大都市でもあるリスボンで、そこから北へ300kmほど行くと、第2の都市ポルトがある。これらを東京・大阪と考えると、2つの間に位置する第3の都市コインブラは名古屋ということになる。

 市内人口が約55万人で周辺地域も含めると約280万人というリスボンから、旧都コインブラまでは観光タクシーを調達した。温暖な地域に属するこの国は、リスボンを出ると緑が深い美しい地勢が続く。ところどころにコルクの樹林が続き、コルク製造では世界一だ。自然の深さに比してずいぶん立派なハイウェイ(高速道路)網が張り巡らされている。運転手に尋ねると「EUからの借款によってハイウェイが整備された」という。続けてその運転手がこう言った。

「私たちは多額の債務を抱えたが、大丈夫、きちんと返していく。私たちはポルトガル人だから」

 ギリシャとは違うのだ、と言うのだ。勤勉で誠実なことを誇りに思っているのがポルトガル人なのである。

(この項 続く)

2016年9月22日木曜日

奇跡の小国・ポルトガルがヤバすぎる!なぜ日本企業の進出殺到?最高の治安、親切で真面目(1)

ThinkStockより
 6月にイギリス国民投票においてEU(欧州連合)脱退が選択された、いわゆる「Brexit」は、EUとイギリスという両当事者以外にも大きな波紋をもたらした。もっとも影響を受けているのは、イギリスへの進出を検討していた企業群だろう。イギリスで製造してヨーロッパ大陸側に輸出することを計画していた企業は、早急の課題として他のEU加盟国内で代替する製造立地を模索しているはずだ。

 EUに加盟している国は、イギリスのほかに27カ国もある。そのなかでどの国が製造拠点の進出に好適となるのだろう。現下の状況でにわかに脚光を浴びてきたのが、ヨーロッパ大陸最西端にあるポルトガルだ。面積で日本の4分の1、人口は1000万人を少し超すこの小国の実情を知るべく、私は8月末にポルトガルを8日間訪れた。

(この講 続く)

2016年9月15日木曜日

焼酎業界首位 「霧島酒造」の戦略にビジネスのヒントあり(4)

「先ほど差別化の重要性を説きました。ただ、“徹底的に”と言っても背伸びをしすぎず、身の丈に合った方法でアプローチしていくことが大切です。

英語力を磨くとしても、長らく英語から遠ざかっていた人が、いきなりTOEIC900点以上を狙うのは現実的ではない。まずは英検2級レベルで十分。

ひとつ目標をクリアしたら次のスキル、また別のスキルに移行させていく。10年くらいかけて、3つほど身につけると強力な武器となり、その後のサラリーマン人生がスムーズに運ぶはずです。職場で働き続けても出世・昇給が望めるでしょうし、より大きなリターンを求めて転職してもうまくいくでしょう」(山田修氏)

 クロキリ戦略はサラリーマンはもちろん、経営者も手本になりそうだ。


(この項 終わり)