2010年5月16日日曜日

海外MBA経営者が払底する


70年代は、「MBAは2度転職してトップに躍り出る」と言われていた。日本に社会人経営大学院など無かった時代で、MBAといえば欧米のMBAのことだ。「トップ」とは外資企業の社長に、ということである。
当時はMBAホルダーとは、外資社会で水戸黄門の印籠を持って渡り歩くようなものだった。

90年代にMBA留学ブームがあり、いわば供給過剰状態が今に続いていた。現在も経営者レベルの年代として、海外MBA取得者は十分に数が足りているだろう。

ところが、、、。200年代になって、社会人経営大学院が雨後の筍のように設立された。在職のまま、1年百万に満たぬ経費で国内MBAが取得できる。欧米に2年間留学すれば、千万円の出費と、収入の中断を覚悟しなければならなくなった。私費留学はいかにも高価に見えるようになった。
そこへ来て、リーマンショックにより、企業派遣留学生の枠が息の根を止められる状況が出てきた。いまでは北米のトップB-スクールへの日本人留学生は、各学校学年一人とか二人とかいう状態を聞く。

チャンスではないか!断言するが、2020年代は海外MBAホルダーで40代は、グローバル企業により「鐘と太鼓」で求められる。

日本の社会人経営大学院との決定的な違いは、やはり語学力、そして異文化間マネジメントへの対応力だろう。2000年代と2010年代は、海外MBA取得者の世代ギャップとなってきている。現在は新卒の、エントリーレベルのマネージャーの問題だが、10-15年後には、在日外資トップの候補者の払底と言う形で事態が進む。
志がある若手ビジネスパーソンは今こそサンダーバードへ行け!

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