2010年7月1日木曜日

『小倉昌男経営学』 書評(38)


日経BP社。ヤマト運輸の2代目社長にして宅急便の創業者。1999年の初版だが、内容的には褪せることのない、経営者実録本としては屈指の書。

政府行政との戦いのことが知られているので、その話が多いのかと思った。実際には、初業態となる宅配便の細かなところまでのビジネスモデルの創出にたくさんの有効なアイデアを出していることが分かる。また、組合との関わりなど、会社を大きく伸ばすときに必要な「大技と小技の組み合わせ(これは私の表現)」を繰り出していることが分かる。
経営者ブートキャンプの参加者からの推薦図書の一つとして挙げられた。とても良い本に巡り合えた。

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