2011年6月3日金曜日

「組織論」桑田耕太郎・田尾雅夫 書評80



有斐閣アルマ、2010年増補改訂版刊。

こちらの方は、「入門書」(初版はし書き)としつつ、これまでの先行学説を相当程度に引用しながら概説している。スコープは広いし、引用文献が豊富なので入っていこうと思えば深い。組織やモチベーション、リーダーシップについて学者がいかにくまなく重箱の隅をつつき回したかがよく分かる。

この本自体は良書である。経営学の中で組織論を概観したい向きにはお勧め。

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