2011年12月26日月曜日

「社長のための勉強法」 連載3

社長の伸びしろが
自社の発展の限界に

 実は、長期的な企業の伸びしろ──発展可能性──にも同じような「限界因子」が存在する。
 それは、企業を率いる経営者の力量・器である。現時点での力量・器も重要なことだが、たとえば一〇年後に自社がどれだけ成長しているか、発展しているかは、経営者がその時までにどれだけ成長しているか、力をつけているかによって決まってしまう。

 自社がいま現在の時点で発揮している実力と業績をスタート時点として、これからどれだけ上に、あるいは下に展開していくことになるかを決定づける大きな要素は何か。一つだけ挙げろと言われれば、その会社の経営者の力量ということになろう。企業の発展や減衰に対して経営者の経営力の変化が関与する割合は、少なく見積もっても九〇パーセント以上であることは間違いない。

0 件のコメント:

コメントを投稿