2012年4月20日金曜日

【実践!戦略立案技術】(10)



◆解決したい課題のカード出し
前回、経営戦略立案の「ステップ1:3年経営目標の設定」と「ステップ2:目標合意」を説明しました。今回は、ステップ3となる「課題の発見」を説明します。
「課題」とは、「経営課題」のことです。「全社戦略」を策定しようとするのなら、会社の中に存在する困った問題を「大きなものから小さなものまで」あるいは「重要なものも些末なものも」すべて洗い出してみましょう。会社全体に関わる課題も、特定部門に偏在する課題もカード出しします。「戦略カード」を使って、できるだけ多くの「カード出し」をするのです。
◆「目標」と「課題」の違い
「ステップ1:目標設定」で出したカードは、「3年後に実現したいこと」なので、カードでの表現は前向きなものでした。
一方ステップ課題の発見」では現在困っている、何とかしたい「経営課題」を書き出すので、その表現は「××が問題である」といったような「困った」表現とします。
なお、すでに設定した「目標」からは「課題カード」は出てきません。したがって、ステップ1とステップ3は論理的には繋がっていない状態です。

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