2012年5月7日月曜日

ダイナミック競争戦略論・入門 」河合忠彦 書評136(8)

マイケル・ポーター
マイケル・ポーターに読ませて欲しい

河合教授は、巻末近くに「ダイナミック競争戦略の7原則」を掲げ、その中で「リーダーシップの重要性」を指摘されている。まことに当を得たご指摘だ。どんな戦略を企業が選択しようとも、経営者の覚悟-つまり強いリーダーシップ-が無ければ、それらの経営戦略は全く機能、あるいは始動さえしないだろう。

この点を含め、本書はそもそも「ポーター理論の7つの謎を解いて学ぶ」と副題で謳っている。一番本書を読んで欲しいのが、私はマイケル・ポーターである。

河合教授はもうご検討のことと思うが、早い機会で英語による北米でのご説発表を切に願う。河合ダイナミック戦略論に対するポーターからのコメントや反論など是非読んでみたいモノだ。

(本項、終わり)

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