2012年5月11日金曜日

【実践!戦略立案技術】(16)


解決策の策定
◆「気づき」と「思いつき」


「ステップ3:課題の発見」で大切だったのは「気づき」でした。自分の会社の経営で、一体何が重要な問題となっているのか、それをしっかり認識するために「戦略カード」を走らせたのです。

今回の「ステップ4:解決策の策定」で重要な資質となるのは、「思いつき」です。とある経営課題に対しての解決策というのは、理論的には無限に存在します。その中で一体、いくつ思いつけるのか。「有効な解決策」というのは、思いついた中からしか絞り込めせん。

経営戦略の立案で辛いところは、「有効性の事前証明」ができないことです。これは経営が社会科学の範疇である以上、仕方がありません。このため、ステップ4ではどれだけ他者を説得できる蓋然性の高い「解決策」にたどり着けるかが、勝負となります。

次回は「ステップ5:派生問題と対処」に進みます。

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