2012年5月22日火曜日

国際経営戦略研究学会 5月の研究会に出席

国際経営戦略研究学会に出席。5月21日(月)の戦略経営・理論・実践研究会では二つの報告があった。司会は丹沢安治氏(中央大学)と歌代豊氏(明治大学)の両教授。
第1報告者 志田崇氏 (株式会社東芝・北海道支社・電力部 火力・水力原子力担当・課長)
報告テーマ「電力業界におけるバリューチェーン革新の研究-クローズドシステムからオープンシステムへの転換」
第2報告者室勝弘氏(リコージャパン株式会社取締役)
報告テーマ「デジタル化時代における地方放送事業とCATV事業の生き残り企業戦略」

お二人とも企業人だが、学会報告ということで博士論文の梗概ほどのご準備を成されてきた。発表スライドもそれぞれ40ほど、しかも詳細なモノである。

第2報告で「CATV事業所が全国に560ほどもある」ということと、「水平統合、垂直統合、法規制要素など諸要素がありこの業界がどのようになっていくのか、不分明である」というポイントについて質問させて貰った。質問と言うよりコメントか。

「560ほどもプレイヤーがいて、フラグメンタルな競争状態である。誰か馬力のある企業家が出現してビジネス・モデルを策定して業界を統合してしまうようなことも有り得るのではないか」

昔、弱小業者が群生していた旅行業界を、業界団体的にまとめ上げたビッグホリデーの岩崎安利社長のことが念頭にあった。

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