2012年9月9日日曜日

マック 原田泳幸社長が「経営プロフェッショナル」の鑑(かがみ)(3)

原田社長が着任する前年、2003年までマックの既存店売上げは7年連続でマイナスという、プロダクト・ライフ・サイクル的には衰退期に入ってしまったかのような状況だった。

ところが、優れた経営者の手腕というのは恐ろしいモノで、原田氏が着任してから業績は一転、8年連続の既存店売上げプラスが続いているという。

原田氏がマクドナルドで実践したこと、成功したことを本ブログでは一つ一つ触れない。代わりに、「経営プロフェッショナル」の鑑として私が同氏を評価する点を挙げる。

1.ITから外食産業という、全くの異業態で傑出した業績を上げられる。
2.低迷していた企業を短期の間に立て直せる。
3.業績改善について、確固とした方法論(戦略)を確立した。
4.その経営戦略というのは、それぞれの企業で独立的で、つまり応用的だ。
5.その経営戦略を理路整然と説明出来るほど、しっかり言語化した。

試行錯誤型のマネジメントとは全く異なる、「経営プロフェッショナル」の方法を見いだすことが出来る。

(この項 もう1回だけ)

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