2012年12月4日火曜日

破壊的技術とコダック倒産 「本当に使える戦略・使えない戦略」徹底講義(18)

コダックDC40
114,800円、1995年 
コダックも富士フイルムも本気になれなかった
カシオや他の家電メーカーなどの参入に対しての、2社の対応は後手に回ります。

それは、他社の多くが4-8万円くらいの値付けをしたマーケットで、11万円(コダック)、80万円超(富士フイルム)の価格設定をしたことで分かります。

この分野で、2社は要素技術を持っていなかったということはなく、むしろパイオニアでした。しかし、銀塩フィルムの2大大手という立場にあり、その基幹ビジネスと敵対するような市場領域に対しては中途半端な立場を取ることになったのです。

(この項 続く)


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