2013年5月3日金曜日

『セブンーイレブンの正体』古川琢哉+週刊金曜日取材班 書評170(1)

(株)金曜日、2008年刊。

セブン―イレブンの経営における諸問題を、加盟店オーナーと取引先業者の視点から焦点を当てている。

私も30代の半ばにコンピュータランドというアメリカのフランチャイズ・チェーンに奉職したことがある。日本におけるフランチャイズ本部側での経営幹部の一員だった。

FCチェーンでは、本部と加盟店はそれぞれが独立事業者であり、それが契約により1つのチェーン・ブランドを使い消費者に対しては同一企業のようにふるまう。しかし、ザー(本部)とジー(加盟店)は取引関係にある別法人である限り、利益や経費の配分・負担については相反関係となる。

(この項 続く)

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