2013年8月3日土曜日

『憲法がヤバい』 白川敬裕 書評179(3)


本書の美点は、その主張の他に文章にある。明晰で、丁寧で分かりやすい。視点と構成が優れていることと相俟って、著者の主張が素直に頭に入ってくる。

難しい問題を専門法律家が書き下ろしたと思えないくらい達意の文章だ。在学中に司法試験に合格し、最年少で裁判官に着任した著者はずいぶん頭のよい人だということも分かる。

いろいろ分かった、良書である。

(この項 終わり)

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