2014年10月2日木曜日

『本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法』出口治明 書評209

KADOKAWA、新刊。著者はライフネット生命社共同創業者、現会長。

出口さんには経営者ブートキャンプに何度も特別講師としてお願いしている。お話を伺うたびに、圧倒的な読書量に支えられた大教養人だと畏れを感じていた。

本書で出口さんはその莫大な読書歴から収斂させてきた「読書」の積み上げの仕方、楽しみ方、活かし方を語っている。

終わりの方で、子供の時からの読書歴を披露されているが、それに匹敵するような成長期読書体験としては、あの立花隆以外に私は知らない。

同年代ということもあり、出口さんの読書歴は高校当たりまで結構私のそれとかぶっていて、懐かしかった。しかし、大学以降となると、、。 経営者の中でも指折りの読書家による本書は、多くの含蓄と示唆に富んでいる。

(「ビジネス書が余り役に立たないことを実証した本の一冊としては『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』(ぱる出版、山田修著)も、おもしろい本です」《p140》として以下、簡単に拙著を紹介して貰った。出口さんが他に紹介なさった多くの本のレベルと比べると忸怩たるモノもあるが、私の人生での自慢の1つとなった。)

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