2014年10月22日水曜日

ユーシン社長公募 なぜ失敗? (2)



筆者は同年8月19日付ブログ記事http://yamadaosamu.blogspot.jp/2011/08/blog-post_19.htmlで、次のように書いていた。

「つまるところ、オーナー経営者である田邊氏が禅譲したくないのだ。(略)今回もY氏は結局は社長就任に至らないか、短期日でその職を追われることになるだろう。49才?まだ若いのにお気の毒なことに」

 今回、ユーシンの次期社長選びを取り上げたのには2つの理由がある。 1つ目の理由は、本連載タイトルを『和根洋栽:日本の会社に外資のトップ』としたこと。Y氏は“外”資出身ではないが“外”務省出身なので、ということだ。日系企業との組織文化の違いの幅が、外資系より上級官僚のほうがより大きいため、興味深い事例だと考えられたからだ。

 2つ目の理由は、同社は今年に入り、また社長公募を発表して話題を集めたからだ。2月16日に「社長候補求む!」という広告を全国紙に打ったが、この2度目の募集について、田邊氏は次のようにインタビューで語っている。

(この項 続く)


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