2015年2月23日月曜日

化粧品、巨大なハラルビジネス進出で新市場創出(1)

伊豆味きみ子社長


化粧品のOEM(他社ブランドの商品製造)を手がけるコスメティック・バーリィという会社が、ハラル認証を受けた化粧品の製造販売業者として本格的に輸出を開始した。

 ハラル認証とは、イスラムが認定する適正な方法で処理・加工などが施された食品であることを表すものだ。厳しい戒律で知られるイスラム教徒たちは、イスラム教の教えにのっとってつくられた食品を手にすることを望む。これまで、食品に関するハラル認証は比較的知られていたが、「体につける」ということで、実は化粧品トイレタリーもその対象となる。

 そして、化粧品の分野でハラル商品製造の実績があるのが、日本ではコスメティック・バーリィである。同社は自社ブランドの化粧品を製造するのではなく、ブランドを有する化粧品会社からの委託で製造を行うOEMメーカーだ。一昨年から、日本居住のイスラム教徒向けに、ハラル認証を受けた化粧品のOEMを行ってきた。

(この項 続く)

0 件のコメント:

コメントを投稿