2015年9月4日金曜日

出口治明さんに学ぶ(4)

ここで「(4)ネットワーク力」とはまさに出口さんの「人・本・旅」と同じ、つまり「異体験から感じろ、学べ」ということなのだ。それらの異体験をしっかり「(3)観察」すること。

そして私が経営者やその卵の方たちに指導しているのが「(2)質問」をして掘り下げろ、ということだ。質問をすることは時に勇気が要るが、それを乗り越えて習慣とすると自分なりの知見が獲得できるようになる。

 (3)と(2)の過程を通して取り込み咀嚼した異体験を、自らにある既知識と「(1)関連づける」。そうすると新しい考えや見方、イノベーションが醸成される。ユニークな経営技法やアイデア、戦略は、そんなプロセスから生まれる。

出口さんとクリステンセン氏、私が東西で尊敬する両知識人は同じプロセスを指摘し、推奨している。是非2人の著書から学んでほしい。

第2ステージへの挑戦


 創業9年目に入ったライフネットの業績は今、踊り場にきている。

(この項 続く)

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