2015年10月26日月曜日

三菱重工、大型客船建造の巨額損失をバネに解体的改革始動 仏アレバは絶対に買うな!(6)

私は現役経営者時代、フランスの会社とも随分ビジネスを展開したが、正直よい記憶は残っていない。フランス企業からは日本企業は随分鼻面を引き回されることは避けられない。

 11年の東京電力福島第一原発事故の時、当時のアレバ社長で「アトミック・アンヌ」と異名を取ったロベルジョン氏が日本に乗り込んできて、汚染水処理に大層な自信を示した。私はいやな予感がしたのだが、「汚染水対策700億円無駄に」(3月24日付東京新聞)という結果に終わった。10月5日現在では、三菱重工はアレバへ出資の方向と報道されているが、私が本稿で「やめたほうがいい」としたことは記憶しておいていただきたい。

 三菱重工は、サンオノフレ原発(米カリフォルニア州)を廃炉にする案件で、この原発を運営する南カリフォルニア・エジソンから約75.7億ドル(約9300億円)の損害賠償を求められてもいる。しかし、私の知り合いの専門家に言わせると、「契約上の責任上限をはるかに超えている」ということなので、深傷にはならないだろう。
 宮永氏は、17年度には年商5兆円、営業利益4500億円を目指している。それを達成できる可能性は大きいのではないか。大きく歩を進めていってほしい。

(この項終わり)

※ 本連載記事が『間違いだらけのビジネス戦略』(クロスメディアパブリッシング/山田修)として、11月13日に発売されます。

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