2015年11月16日月曜日

カリフォルニア・ワイン、なぜ仏を凌駕し世界一?非常識なコンピュータ栽培&経営(2)

ヨーロッパを追いこしたワインの聖地ナパ

9月にKENZO ESTATEで食事して、「あさつゆ」の豊潤さに感心した私は、10月末にサンフランシスコを訪れた際に「一日ナパ・ワイナリー・ツアー」に参加した。

 

 ナパは、サンフランシスコの北に車で1時間ほどのカウンティ(郡)で、南北8km、東西48kmほどの広さだ。傾斜地にあるのでナパ・バレー(谷)とも呼ばれている。アメリカでのワインの生産の90%はカリフォルニア州に集中していて、なかでもナパには400を超すワイナリーがあるという。

 サンフランシスコも霧で有名だが、ナパも同様な気候で朝夕の寒暖差が激しく、雨量は少ない。これがワイン用のブドウの育成にぴったりだという。同地では19世紀からワインの醸造が始まっていたが、1976年のパリ万博でボルドーやブルゴーニュの名門ワイナリーを押さえて第1位となり名声を確立した。

(この項 続く)

 


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