2016年1月11日月曜日

マグドナルド社の売却、私は昨春に提言していた(4)

特に日本マクドナルドHDは原田泳幸前社長時代に店舗のFC化を進めてきた。私も昔とあるFCチェーンで本部側の幹部を務めたことがあるが、ザー(本部)とジー(FC)の利益は相反するのが現実だ。ザーにとって顧客であるジーに近い幹部職は、よいコミュニケーションを取れば取るほど、本部として戦略的な抜本策を取りにくくなることがある。

米国本社の新CEOは明快な戦略を描いた


 米国本社では、近年の業績悪化を受けて3月にスティーブ・イースターブルック氏がCEO(最高経営責任者)に就任した。米国企業のCEOというのは、株式市場から絶えざる圧力を受けるので業績改善への意欲が強い。同氏も着任すると、ただちに「戦略上の優先事項を白紙にする、差し迫った必要性がある」と危機感を示した。
 具体的には、世界で展開している市場を、地域ではなく市場としての成長特性で次の4つに分類し直した。

・米国(最大の市場)
・業績を牽引する市場(フランス、オーストラリア、イギリスなど)
・高成長が期待できる市場(中国、ロシア、韓国など)
・基礎的市場(日本、中東、中南米、インドなど)


 日本が属する「基礎的市場」とは「その他の市場」ということで、戦略的優先順位が低い。

(この項 続く)

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