2016年7月1日金曜日

カリスマ・孫正義と柳井正は、後継者を育てることなど不可能である…鈴木敏文の失敗(3)

株主総会には社外取締役も出席した。柳井正社外取締役(ファーストリテイリング社長)は「60歳にもなっていないのに引退なんて冗談じゃないぞと申し上げた」と述べ、続投を支持した。

また永守重信社外取締役(日本電産社長)も「経営意欲は年齢ではない」と強調して、「最初から絶対に辞めないと思っていた。69歳になったらまた10年やるだろう。あまり信用しないほうが良い」と述べて、会場の笑いを誘った。

私も孫氏の続投を大いに歓迎する。同氏は創業時から「豆腐を1丁、2丁と数えるように売り上げを1兆、2兆と数える会社にする」と豪語してきた経営者だ。日本で20世紀における最高の大経営者は故・松下幸之助氏だったが、孫氏は21世紀における最大の創業経営者の道を歩んでいる。

カリスマ経営者には後継ぎは育てられない


(この項 続く)

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