2018年3月16日金曜日

伊調馨パワハラ告発者と貴乃花親方、シンクロし合う「告発ラリー」(4)

貴乃花はさらに告発状のなかで、巡業部長でありながら協会に事件の報告を怠り、調査への協力要請も再三にわたって拒否したことなどから理事を解任されたことについて、「解任事由に相当するような理事の職務義務違反になると認めることは困難」と主張している。

そして公益認定等委員会に「(協会への)立ち入り検査、質問及び、適切な是正措置を求める勧告」を求めたとした。

相撲道、信念の人


 前述の通り、貴乃花親方は公益財団法人を管轄する公益認定等委員会に告発状を提出するという手段を、伊調問題の報道をみて思いついたのではないか。3月1日に「週刊文春」(文藝春秋)によって第1報が報じられ、貴乃花は3月9日の理事会前に弁護士と相談して、同じ行動を取ったと推察される。

(この項 続く)

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